散歩道<4315> 
            

                    オピニオン・インタビユー・歴史的危機を超えて(1)          (1)〜(6)続く      ・・・・・ 発想を変える
                 いたるところに 雨ニモマケズの心 しなやかな強さ  
     

日本大震災の爪痕を見ると、空襲で破壊し尽くされた66年前の光景に重なり合う。焼け跡から新国家を建設したように、今回もわれわれは力を合わせて国難を克服できるだろうか。ピュリッツァ賞受賞作『敗北を抱きしめて」で、第2次世界大戦の破滅から立ち直る日本人の姿を描いた米国の歴史家・ジョン・ダワー氏に聞いた。

・・・・震災から1ヶ月半が過ぎました。米国での受け止め方はどうでしょうか。
 「オバマ大統領から日本への励ましのメッセージや、政府の公的声明だけではありません。チャリティーコンサートを開く音楽家もいれば、日本を応援するメッセージを入れたカップを販売し、売上げを寄付する陶芸家もいます。著名人から草の根のレベルまで、米国社会はいまも日本に対するシンパーであふれています」
 「地震の発生直後から、米国のテレビはぶっ続けで、日本の映像を流しました。高さ20b以上もある巨大な水の壁が町をのみ尽くす。米国人がよく目にするハリケーンや洪水などの自然災害とは全く違う、信じられない映像でした」
・・・・それにしても映像の力は大きいですね。
 「テレビで伝えられている東北のふつうの人々の姿が、見る者の心を動かします。家を失い、肉親を亡くしても、じっと耐えている被災者の姿や、パニックを起こすことなく、規律を守っている様子が、尊敬の念を集めているのです」

'11.4.29.朝日新聞・米国の歴史家・ジョン・ダワーさん

関連記事:散歩道<検>政治、<検>災害、<検>社説、<検>文化、<検>教養、