散歩道<4293>                         528から移動
                          
                         面白い話(58)おならアール・ヌーボ

かたえくぼ:全面禁煙化ならず:けむりには郷愁を覚えるのです・・・・・・・・・・・・・・・JR各社(AHO)                 

1、
奈良時代の優雅な歌から?「おなら」
 「屁」
(へ)の女性用語として江戸時代から使われていたという「おなら」の由来、本体が影も形もなく、世間をはばかる音であるのにふさわしく、諸説紛々(ふんぷん)としてつかみ所がない。一説によれば、動詞「鳴らす」の連用形が名詞化した「ならし」に、接頭語の「お」がついたものから転じたという。一方では、女性用語の、しかもあまり大っぴらにできない事柄に、鳴らすなどという露骨ないわれのあるわけがないという反論もある。彼らは、百人一首の伊勢大輔(いせのたいふ)の歌「いにしえの奈良の都の八重桜きょう九重ににおいぬるかな」の、「奈良」「においぬるかな」に由来すると主張する。いずれにしろこの二説、ポイントは、音か臭いかにおかれている。樋口清之様

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2、新芸術の落とし子「アール・ヌーボ」
 19世紀から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパで流行したのが、アール・ヌーボ
(新芸術)と呼ばれる美術様式。フランスの若い画家、建築家たちが競って参加した。この様式、またたくうちに明治末の日本にも上陸し、若い芸術家たちを刺激した。この新芸術、曲線的な紋様や同じ太さの単調な線を使っているので、門外漢が見ると、何がなんだかさっぱり、とらえどころがない。そんなところから、「新しい」という意味とは全く無関係に、「ヌーボーとした男」などと使われるようになった。一説には、ぬうっとして、ぼうっとしている状態をこの外来語に託したともいうが、新しい芸術とは、とかく理解しにくいようだ。樋口清之様