散歩道<4285>
インタビユー・オピニオン・3・11 新たな文明創れ(1) (1)〜(6)続く ・・・・・ 発想を変える
日本リセットし 先端的モデル
大震災という未曾有の危機に、日本政治はどう向き合うべきか・・・。18年前の非自民連立政権のトップとして政治改革を実現し、「質実国家」というスローガンも掲げながら、わずか8ヶ月で政権の座を去った細川護熙元首相。今の政治をどうながめているのだろうか。神奈川県湯河原町の庵を訪ねた。
・・・大地震、大津波、そして原発事故に何を思いましたか。
「東北大などで教鞭(きょうべん)をとったジェームス・カーカップという英国の詩人・思想家が40年前、日本についてこう述べています。『経済の破綻(はたん)・壊滅的な地震が、日本にかってなかったような深刻な試練をもたらすだろう』『だれもかれも、ゼロから再出発するのでなければ日本は精神的にも、文化的にも立ち直ることができないだろう』と」
「詩人の直感ですが、今日の事態をよく予見しているのに驚かされます。単なる復旧・復興ではなく日本をリセットして再生するという覚悟でないと立ち直れないでしよう」
・・・原発事故は、私たちの繁栄が拠(よ)って立ってきたものが脆弱(ぜいじゃく)だったことを示しています。
「原発は安全だといわれて、それを信じ込んでしまったのが愚かだった。チリ地震で実際にあれだけの被害があったのに、今回の津波は想定外だったと寝言のようなことを言っている。これは人災ではなく、ある意味で、犯罪だといってもいい」
「東北に限らず、日本中どこでも中央集権的なインフラに頼ってきた。そういう脆弱性に正面から向き合おうとしてこなかった。それも人災だったという深刻な反省が必要ではないか」
'11.4.13.朝日新聞・元首相 細川 護熙(もりひろ)さん
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