散歩道<4261> 
              
                              オピニオン・3・11 科学技術は負けない(2)                        (1)〜(6)続く
                         「原子力村」の弱点 原発事故招いた でも押さえ込める

・・・なぜ「原子力村」ができたと思いますか。
 「もともと人間とはグループを作りたがるものです。そのうえ、原子力の専門家たちは源発反対運動などがあって。どんどん、ほかの分野の専門家や技術者に対して閉じこもっていった。社会の視線も冷たくなって、ますます自分たちだけで固まるようになった。いわば必然的な構造だと思いますよ」
・・・小宮山さんは東京電力の社外監査役です。その立場から、今どういったことを考えていますか。
 「東電にも同じとを言ってきました。閉じこもるな、原子力基礎、原子力工学、さらに基礎工学や生態系の専門家が一緒になって議論する土壌をつくれ、と」
・・・反応はどうでしょう。
 「元大学の先生の一般論として聞いていたんじゃないですか。人間、うまくいっているときは考えないものです。でも、こういう事態になって、これからはやるでしょう。その中で人が育っていくと思います」
・・・東電の中にも原子力村はありますか。
 「それは感じますね。その体質はある。前から指摘しています。今後は、すべてオープンにしないと。オープンにした上で、たの分野の専門家と議論していくという方向に向うだろうと思っています。

'11.4.1.朝日新聞・三菱総研理事長  前東京大学総長 *1小宮山 宏さん

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