散歩道<4245> 
  

                               
災害・ 国の対応注視を                     1)〜(2)続く
                               想像することでつながる(1)
       

 東日本大震災で、大きな悲劇の中にいる人たちに、僕が何を伝えたいのかわかりません。
 家を失い寒風に襲われて水の中で果てた人に、東京の家の中から何かをいうことなんて・・・とてもできません。
 こんな時、自分たちで何が出来るかと言う声をよく聞きます。それも大事だけど、被災した人たちの悲しみや苦しみを、僕たちはどれぐらい想像できるのか。そのことがとても大事だと思うのです。現地の人たちの心の中をどれぐらいイメージできるのか、自分に問いかけ、悩む。そこから何かが学び取れるのではないでしょうか。
 もう一つ大事なのは、この大災害に、僕たちの国の政府がどう対応するのか、きちんと監視してゆくことです。原子力発電所の問題などで、きちんと情報が伝わってこないことが腹立たしいですが、そういうことも含め、国民として政府の動きをよく見ていて、問題ありと判断した時は、きちんと抗議の声をあげる。そうすることが、被災者への応援になると思います。

'11.3.19.朝日新聞・映画監督*1山田 洋次さん

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