散歩道<4215>

                          記者有論・複合巨大災害(1).                          (1)〜(3)続く
                          見える牙、見えぬ不気味さ

 一つの飛行機でもない。一つの都市でもない。幾つものまちや村がいちどきに破滅する惨事に私たちは遭遇した。「面」の災厄である。
 その東日本大地震の津波が東京電力福島第一原子力発電所の大事故を引き起こし、放射能のリスクが災いの「面」をますます広げている。
 犠牲者が「万人」の単位に及ぶかもしれないともいわれる天災は、巨大技術を巻き込む大災害となった。
 情報社会のなか、その衝撃は世界中の人々に共有されている。テレビは、ニュースを特別態勢で刻々と流し、ネットも動画を広める。同時並行で進む事態の推移は、日本だけではなく、海外にもリアルタイムで伝わっている。

11.3.17.朝日新聞・編集委員・*1尾関 章氏 

関連記事:散歩道<検>災害、自然、<検>社説、<検>氏名・*1尾関 章氏4155.4183.4215.