散歩道<4204>
社説・ザ・コラム・非戦・人権 精神を受け継ぐ(3) (1)〜(4)続く
ジャーナリスト
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きっかけは2004年と翌年、琉球新報が14回にわたって特集した「沖縄戦新聞」を読んだことだ。もし戦時に検閲がなかったら、どんな報道をしていたか、戦後わかった史実や証言に基づき、正確に再現した。
むのさんは一読、全身が真っ赤になるほどの衝撃を受けた。
「これだ、と思った。戦時中、記者は事実をまげた。敗戦後、我々は数十年でもかけて、戦争の事実を検証すべきだった」*2
むのさんは、交流のあった琉球新報の記者にこう伝えた。
「私は辞めることが良心の証(あか)しだと思った。しかし、新聞記者は常にペンとの闘いを貫かなければならない。その気持ちを今の記者たちは貫いてほしい」取材班を束ねた1人、国吉美千代メディア部長はこういう。
「特集締め切り日に、沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落し、現場で取材した。その日に特集面を読みながら、過去と今が重なった。過去をきちんと伝えなければ、今も未来も見えない」
取材班を引っ張った小那覇安剛記者が、こう続ける。
「沖縄で記者をやれば、金網(基地)か戦争にぶつかる。不発弾や遺骨がしょっちゅう見つかるなど、沖縄では戦争が日常の中にある。取材に参加した若手が、今では中核。基地と戦争の報道を引き継いでいます」
'11.3.9.朝日新聞・編集委員・*1外岡秀俊氏
関連記事:散歩道<検>氏名・*1外岡秀俊氏3036.3618.3755.3938.4040.4146.<83>戦争を知らない世代に戦争をどう伝える・届いたのは石ころ・お国のため・ミッション。<129>次世代に伝えたい事・平和、特攻隊の話、<3681>言葉・多くの人の犠牲で今日の日本がある。<4198>-3,*2戦争に今明らかにされる事実、<検>戦争、
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