散歩道<4191>
耕論・オピニオン・相撲のない日本(2) (1)〜(4)続く
つぶすな究極の格闘技興行
「見せる」難しさ
大相撲では現役力士だけでおよそ700人がアルバイトもせずに暮らしています。これは、実に驚くべきことです。ボクシング一本で生活できる選手は日本では数えるほどでしょう。スポーツの要素を取り込みながら興行でも成功しているものとしては、大相撲はかなり究極の形なのです。ほかのプロ格闘技は少しでも近づきたいと思っています。数百年かけて、そういう風に出来上がってきた大相撲を、今つぶしてしまうことはやめた方がいい。
実は、純粋なスポーツとしての格闘技を興行として成り立たせるのは難しいことです。見ていて、おもしろい試合になるとは限らないからです。
ボクシングで勝てる選手は、パンチを受けない高度な技術を身につけます。しかし、見る側には防御よりも攻撃の方がおもしろい、K-1のような攻撃一辺倒の格闘技興行が登場したのもそのせいでしょう。ポロボクシングの亀田兄弟が一時期、試合と関係のないパーフォーマンスをして批判されましたが、彼は救世主でした。それで、日本人ボクサーの世界タイトル戦でもテレビの生中継がないことがありました。亀田兄弟の登場を機に、ボクシング人気は回復しました。格闘技にお客さんを引っ張ってくるには、音楽をかけたりダンスをしたりして、ショーアップも必要です。これも土俵入りなど大相撲の様式に通じるものです。
'11.2.25. 東京大教授・*1松原隆一郎さん
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