散歩道<414>

             「未来を語る」(3)朝日新聞'05.1.2-05.1.14.掲載されたものを纏めて報告します。  (1)〜(4)へ続く

7、「科学は私たちを豊かにするか」:自然との調和が前提:環境科学の第一人者:橋本和仁氏
21世紀は自然と調和させながら技術発展を追及する時代になる。古の知恵に先端ハイテク技術を組み合わせて新しいものを生み出す。打ち水効果の話:(光触媒の酸化チタンに光を当てると、水滴をたらしてもしずくにならずに薄く広がる「超親水性」という性質がある。酸化チタンを住宅の屋根や壁に塗って水を流せば広がり続ける水が蒸発して熱を奪い、室温が2−3度下がる。之は昔から知られる打ち水効果の話)。とりわけ環境問題では、各論と一般論、基礎研究と現場j研究とを融合する、そんな学問流域を作る必要がある。今は政策でライフサイエンス、情報通信、環境、ナノテク・材料の重点4分野に集中配分。大学の本分は教育だ、学生が将来、研究者として新しい技術革新を生み出せるように基本的思考や研究方法を学ばせることが大切だ。

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8、「生活空間をどうつくるか」:「多様性」街の魅力に:都市再生を訴える:岡部明子氏
将来にわたって豊かさを感じ続けられる都市づくり:ライフスタイルや価値観が違う人々の生活空間が分断されず、接触できる場所を持つこと.住民がビジネスや観光で訪れる人々と出会い、刺激しあう場だ、都市では若者と、富める人と貧しい人、中心部に住む人と郊外に住む人が混在し、外国人労働者が増えることなどで格差が拡大し、摩擦や衝突が増えかねない、だからこそ、さまざまな人が集まる場を保つ事で多様性を認めあい、むしろ、それが魅力となるような努力をすべきだ。住民の暮す環境を主体的に決定しようとする住民の自覚だ。街の賑わいは経済効果だけでなく居心地のよい空間を作る。それを守るために住民、地元企業、商店街が協力することが大切。日本の都市の魅力は商店や街工場、住宅が適度に混在していること。衰退進む地方都市
(古くからある商店街が衰退し,空き店舗が目立つケースが増えている)という現実がある。


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