散歩道<410>
面白い話(48)・官僚制・キャンセル
かたえくぼ:去年流行したもの:韓流(かんりゅう) オレ流 獨流 ・・・・・・・・・・・・・日本列島(ブラック)
引き出し付き事務机は権力の象徴「官僚制」
官僚制はエジプトやペルシャ・中国の昔から一国の政治を大きく左右してきた巨大な権力構造だが、その力の秘密は何処にあるのだろうか。語源をたどって見ると、意外にその本質が明確になる。日本語で「官僚」といえば「おなじ官にある同僚」というぐらいの意味で、どうということはないが、「官僚制」の英語である「ビューロクラシー」の「ビューロ」は何と「引き出し付きの事務机」のこと、かのマックス・ウエ−バーが、近代官僚制を合理的で事務処理制度と言ったように、まさに官僚制とは、この引出し付き事務机に象徴される事務と情報の体系であり、ここにこそ、その権力の秘密があるといってよいであろう。樋口清之様
紙のムダ使い防止策「キャンセル」
現代人は、手紙や原稿の書き損じなど、クシャクシャと丸めてポイとくずカゴに捨てるのに何のためらいもないが、昔の人にとって、紙は貴重で高価品だった。だから、書き損じても、丸めて捨てるなど、思いもよらぬ行為。書き損じの個所に訂正の印をつけて、そのまま書きつづけていった。この訂正の印が格子の形をしていたので、ラテン語で「格子」を意味するCancelliが「取り消し」をさすようになり、英語の「キャンセル」となった。現代では、手間ヒマかけて手に入れた列車の指定券も、キャンセルすればいずれはくずカゴ行きの運命にある。ポイしないために出来た言葉の、これは皮肉なめぐり合わせである。樋口清之様
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