散歩道<4089> 
                              世相(205)・小学教論 保護者を提訴             ・・・発想を変える

 埼玉の市立小学校で勤務する女性教諭が、(女子児童の両親から)再三のクレームを受けて不眠症に陥ったとして、担任する学級の女子児童の両親を提訴した。それを受けさいたま地裁熊谷支部で係争中であるという事件。文部科学省によると、「保護者が学校を訴える例はあるが、逆のケースは聞いたことがないという」。
 父兄側は、他の女子とのいさかいに、「相手が悪いのに娘に謝らせようとした」と非難。また、連絡帳には「先生が自分の感情で不公平なことをして子どもを傷つけています」と、父親や母親から文化省や市教育委員会にたいし、口頭や文章で批判された他、女子の背中に触れただけで警察に暴行容疑で被害を訴えられたという。
 こうした一連の行為により教諭は不眠症に陥り、「教員生活の継続に重大な支障を生じさせられた」と主張。教諭や学校側と両親が話し合う場も設定されたが、両親が拒否したという。
 小学校側は提訴の翌月、市教育委にたいし、「モンスターペアレンツに学校や教師が負けないようにし、教諭が教員を代表して提訴を行っていると受け止めている」という校長の文書を提出している。
 専門家
日本女子大教授・坂田仰氏(教育論)立場からは、児童本人のことを考えれば、裁判になることは避けるべきだ。芽が小さいうちにトラブルに気付くことができるよう、学校側はアンテナの感度を上げることが求められる。
 
文部科学省によると、近年、保護者や地域住民からの苦情対応マニュアルを作る自冶体が相次いでいるそうだ。また、学校だけで解決が難かしく成ってしまった案件の解決をサポートするため、弁護士や医師、臨床心理学士などをメンバーとする専門家チームを設けているところもある。
 チームが学校側に、対応ポイントとして助言しているのは「学校側で出来ること、出来ないことを明確に伝える」「一定の時間を区切って対応する」などである。
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備考1:私は地域主催の小・中学主催の保護者向けの講演会に、よく出席する方だと思うが、そこで感じるのは、本来、聞く必要があると思えわれる保護者の出席は実に少ないことである(PTAの役員の他は誰も出席していないのが実情である)。そのような会議に出席してそこで問題の解決は図られるべきと思うが。少なくとも最低の社会での礼儀作法は、自宅でやるのが原則で小・中学の先生に求めるべきではない。
備考2:私は、NIEの学会や幼児英語教育に何度か出席しているが、先生の負担は大変である。何しろ指導をしなくてはいけない教科や、守らなくてはならない指導要項など多すぎる、それだけで目一杯というのが現状で大変だと思う。
備考3:
'11.1.10の朝日新聞に全国で代役の先生不在800件超で大阪府が最も深刻と報じられている。教師の数が少ないため(体調崩して休まれる先生も多いとか)、担任の先生が休んだ日など、授業のやり繰りを他の先生でやることの大変さの記事が載っていた。2011年1月28日
'11.1.18.朝日新聞