散歩道<4078>

                            美術展第42回・日展

 '11.1.12京都市美術館、大変な数の作品が展示されている。絵画は西洋画、日本画、美術工芸品、彫刻、習字である。どの作品も年季が入ったもので、旨いという以外にない、これだけ素晴らしい作品が一堂に集まる美術展も大したものだと思う。
 それらの作品に内閣総理大臣賞とか、京都新聞社賞、特別賞とか、会員賞など、審査員から評価され賞を受与した説明がある、その評価基準が公平だと思う。制作にかけられた大変な時間など考えると、人から評価させるものを描くことは本当に大変なことだと思う。
 構成か、色彩か、新しい斬新な発想なのか、何か訴えるものがあるのか。
 遺跡には、昔への望郷の思いと、今の時代への時の流れなど何か感じさせられるものがある。西洋人と東洋人の見方の違いなど、どのような点が違うのかなど考える。
 工芸品は一つ一つに個性がある、前衛的なものは殆どなく、伝統の中で磨きつくされた中に、アイデアの良さと、製品の出来上がり、どの作品も興味を人を引きつけるものが多い、みな、大変な労作のように思う。後は、見る人の好き好きの差だと思った。
 習字はよくわからないが、美しく、旨い、絵になるという印象を感じさせられる作品ばかりであった。書かれた内容が童謡だったり、人生訓であったり、昔話であったり、書かれた作者はどんな人なんだろうと習字を見ながら、そんなことを思い浮かべて観ていた。
 彫刻も見た、どの作品も、躍動感ある男女の身体の線が見事である。
 全部見ての感想は、日本の美術のレベルの高さと、層の厚さ、深さ、広がりに感心する。これから全国の主な都市を回るらしい。

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