散歩道<4079>

                          世相(203)・新聞記事より温かい人間関係を築く極意           ・・・発想を変える

温かい人間関係を築く極意 (堺市・大学非常勤講師・八窪さん)
 同窓生の女性がボランティアで奉仕してきたのに、回を重ねるごとに最初ほど感謝されなくなった、という話が、「限界効用逓減則で世間読む」に紹介されていた。「法則」で動くのはあくまでモノの世界であって、人間の世界の世界の基本は契約である。契約に基づかない善意は、当人の自己決定に任されている。つまり義務でないことをするから、受ける方からは「有ることが難しい」つまり「有り難い」となる。投稿者が例に挙げられた女性については、善意の行為も回を重ねるごとに当たり前と受け止められ、逆にそうすることが義務のように要求される。こうなると、両者の関係はぎくしゃくしてくる。人と人との関係は、たとえ夫婦間であっても慣れは慎まなければならない。妻がみそ汁を作るのは義務ではない。それでも作ってくれるなら、「有難う」と感謝しなければならない。人をモノと見ない生き方を心がけることで、限界効用逓減則を回避しよう。そこにこそ温かい人間関係を継続できる極意がある。

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