散歩道<4070>
社説・今年こそは改革を(1) (1)〜(4)続く
与野党の妥協しかない
なんとも気の重い年明けである。民主党が歴史的な政権交代を成し遂げてから、わずか1年4ヶ月。政治がこんな混迷に陥るとは、いったいだれが想像しただろうか。
長い経済不振のなかで、少子高齢化と財政危機が進む。先進国の苦境を尻目に新興国は成長軌道へ戻り、日本周辺の安全保障環境が変化しだした。政治はこれらの難問に取り組むところか、党利党略に堕している。そんなやりきれなさが社会を覆っている。
人類史で初の体験
危機から脱出するにはどうするか。迷走する政治に、あれもこれもは望めまい。税制と社会保障の一体改革、それに自由貿易を進める環太平洋パートナーシップ協定(TPP)*1への参加。この二つを進めるかどうか。日本の命運はその点にかかっている。危機の現状を見てみよう。
日本の人口は2005年から現象傾向に転じた。現役世代に限ると、減少はすでに1990年代の半ばから始まっていた。この働き消費し納税する現役世代が減り始めたことが、日本経済の長期低迷の根底にある。
代わって急増するのが引退世代。現在は現役3人弱で引退世代1人を支えているが、20年後には2人弱で1人を支える。その時、現役世代は1400万人以上も減っている・・・。
'11.1.1.朝日新聞
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