散歩道<4010>
仕事人・男も女も一生稼ごう(4) (1)〜(4)続く 自分流に纏めた
真っ当な稼ぎ方を探す
自分の仕事の落とし所を把握しよう
きつい仕事は高い金がもらえて、楽な仕事は安い時給。たくさんの仕事を経て、そんなことに気がついた。
子供のころのアルバイトは非常に大切だと思います。よその大人に叱られてお金をもらう、そして自分の値段を知る。例えいやな仕事でも、色々と経験しているうちに、この人は尊敬できる、この人のがんばりっていいな、そんな人に出会ってついていくのもいい。もし年収で自分より高い人がいたらその人のマネをして、それができたら、次を狙う、それでも、我慢できないほど辛い仕事でなく、続けていく気持ちがもてるような仕事を選ぶ。自分にとっての落としどころを探すことです。
自分は商店街のおばちゃんである
私は日本の商店街のおばちゃんと同じように、雨が降ろうが、体の具合が悪かろうが「はい、いらっしゃい」と店を開ける。
日本の中小企業の社長さんもみーんな休まない。会社のため、社員のため、家族のために働くことが私の宗教なんです。
人の金で生活するってのは全く自由がない。自分の金でご飯を食べる毎日が一番充実している。お金って自由を買えるもので、それで大人になって、自分で行動範囲を広げていけるもの。日本中のおっちゃん、おばちゃんは毎日その為に働く。
私は19歳で東京へ出ていって小さな会社から始めたので、派遣切り、未払いなどは当たり前。そのたびに、金銭の交渉の仕方や、仕事をきられた時の次の一手を学習してきました。
東京でフリーターの人間は全員同じです。たくさんの仕事を同時にこなし、うかうかクビになるのを待ったりはしません。人生や仕事には嵐がつきものです。
夫をアルコール依存症で見送り、みんな色々ねぎらいの言葉をかけてもらいましたが、一番の本音は「カネがあってよかったな!」でした。一人の人間を一人の人間として見送るのにどれほどお金がかかったか。カネがなかったら彼を野良犬のように死なせていたでしょう。そしって私の人生ももっと憎しみの多いものになっていたはずです。
働くことは生きることです。人が人であることをやめないために、人は働くと信じています。
'10.10.31.〜11.21.朝日新聞・漫画家・西原 理恵子さん
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