散歩道<4005>
クルーグマンコラム・中間選挙の大敗(3) (1)〜(4)続く
大統領の持つ力、生かせるか
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そして、あの大統領選以来、状況は好転していない。最近の二つの問題でのオバマ氏の発言を見てみよう。
予想された通り何も成果は出せなかった韓国でのG20サミットで、大統領は中国とドイツから米連邦準備制度理事会の「量的緩和」をやめるように要求された。それは、共和党からの妨害を考えれば、米国経済を回復させるための数少ない手段の一つである。オバマ氏が主張すべきだったのは、巨額の貿易黒字を維持する両国・・・特に中国の場合は世界の歴史上、例のない規模で通貨操作をしている結果なのだが・・・・に、米国は自国の経済を救うために行動してはいけないなどと言われる筋合いはないということなのだ。しかし、オバマ氏が実際に言ったのはこんなことだった。「私が目に出来るあらゆることからすれば、(量的緩和という)決断は通貨、ドルに影響をもたらすために計画されたものではなかった」。なぜ、もっと毅然(きぜん)とした言葉を使わなかったのか!
'10.11.18.朝日新聞・クルーグマン・コラム・Paul Krugman氏
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