散歩道<3982>
横浜APECを前に・「開国」を問う・《 7 》
日本、取り残される恐れ(1) (1)〜(2)続
日本政府は、環太平洋パートナーシップ(TPP)について、関係国との協議を開始する」との方針を決めました。TPPの事務局を担うニュージランドの首相として、どう見ますか。
「日本が参加し、合意ができれば、歓迎すべきことだ。しかし、我々は農業の自由化を含む質の高い合意に、できるだけ早く到達することを目指している。仮に農業が除外されれば、ニュージランドにとって効果の薄いものになってしまう」
・・・自由化すれば、日本の農業は破壊的な影響を受けませんか。
「ニュージランドの農業に関する限り、日本はそれほど恐れる必要はない。日本と季節が反対で、補完性がある。我が国はコメや生乳を輸出しているわけではなく、日本では現在も羊肉の輸入に関税はかかっていない」
・・・オブザーバーとして参加したベトナムは3回の交渉までしか同席が許されず、決断を迫られています。日本が参加するかどうか態度を保留したまま、情報収集をするのは、いつまで許されますか。
「我々はできるだけ早く署名し、発効したいと考えている。だから、本気で取り組もうとしている国しか、交渉入りを認めていない。さもなければ、プロセスが遅れるだけだ。今回のラウンドに間に合わせようと思ったら、来年の後半に決めるというのでは、遅すぎる」
'10.11.12.朝日新聞・ニュージランドジョン・キー首相
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