散歩道<3976>
 
                         横浜APECを前に・「開国」を問う・《 4 》               
                           経済外交は官民連携で(1)                   (1)〜(2)続

・・・前田さんは国際協力銀行で日本企業の資源開発への融資に携わり、今回、銀行員の肩書きをもったまま、官邸入りするという異例な人事が注目されました。
 「今年1月、当時の仙谷由人国家戦略相が主催するインフラ輸出に関する勉強会に呼ばれるようになった。『官が民へ』という考え方だけでは、海外の巨大プロジェクトの受注競争で日本企業が大きく立ち遅れるという危機感を常にもっており、官民連携した経済外交の必要性を訴えてきた。菅制権誕生を機に政権にお仕えすることになった」
・・・菅制権が掲げる「第三の開国」の「攻め」の部分を担っているのですね。
 「そうです。いま、世界では、新興国を中心に『ステートキャピタリ
ム(国家資本主義)』という現象が起きている。中国やロシアが典型だが、政府丸抱えの経済外交を進めている。たとえば、ベトナムで原子力発電所を受注したロシアは、一緒に軍事技術協力を約束した。日本が同じことをする必要はないが、こうした世界の潮流は意識しなければならない」

'10.11.6.朝日新聞内閣官房参与・前田 匡史氏


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