散歩道<3972>
講演会・悩むということ(1) (1)〜(4) 自分流にまとめた
トルストイ(1817-1875)は人は何のために、生きるんだ、何のために・・・・、何をしようとするのかと人間を追求し続けた大文豪だそうだ。彼は大富豪ではあったが、年とってから、家出する、亡くなったのは、小さな駅舎だったという。
夏目漱石(1867-1916)も、人は何のために生きるのだ、何をしようとしているのか、考え悩み続けた作家であった。自分は何者か、そのアイデンティテイーは何か。(日本では同一性と訳され、韓国では正体性と訳される)。漱石は、トルストイの作品をよく読んでいたようだ。 ロシア文学が中心の小説家・二葉亭四迷(1864−1909)が翻訳していた。
漱石*2は、日本がまねしようとしている日本の未来を、大英帝国の行く末に見た。そこで観たものは、栄光と影である*1。 、
小説・”三四郎”で、何のために生きているのだ、と問いかけている。その他の小説・”明暗(めいあん)”、”それから”、”門”では内容は段々と暗くなり、悩んでいる様子だ。漱石は、当時では、東アジアで一番英語が出来た人だったと思われる。多くの人は、フランスに行ってもフランス語がしゃべれない、ドイツに行ってドイツ語がしゃべれない、英国に行って英語がしゃべれない人たちに合う。その人たちの苛立ちに近いものを感じていたようだ。(かれは、ノイローゼ気味になっていた)。
司馬遼太郎*3は、日露戦争当時の不安定な状況におかれた、日本の若者を、なやめる青年達、迷える子羊であると言っている。何のために生きる答えがない。真面目に生きるとノイローゼになる状態であったのだ。
'10.11.7.講演会・「悩むということ」・東京大学教授・*4姜尚中氏 (弟60回コレージュ・ド・カメオカ)
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