散歩道<3969>

                       横浜APECを前に・「開国」を問う《2》         
                         平成の「黒船」来ていない(2)            (1)〜(2)続く     

・・・日本の主体的な判断が問われていると。
 「その通りです。日本がどういう判断をしようがしまいが、TPP諸国は交渉をどんどん前に進めていく。かれらの期待や構想が成功すれば、アジア太平洋地域の中核グループになり、そこで作るルールが地域に広がっていく。日本が参加しなければ、日本を囲む国々が自由貿易圏を形作り、鎖国している日本がポッと存在することになる」
 「来年のアジア太平洋協力会議(APEC)首脳会議は、米国が議長となってハワイで行われる。米国はアジア太平洋の真ん中で、TPPの基本合意をしたい。米国の交渉者は、日本が入ってきて『これもあれもできない』と言って、交渉の阻害要因になるのなら、参加してほしくないと思っている。『難しいタイミングで日本が来たな』というのが米政府の率直な感想だろう」
・・・韓国は、米国と自由貿易協定を結びました。
 「米国は圧力をかけたわけではなく、韓国から自由貿易交渉をはじめましょうと働きかけてきた。韓国は、自分の国のためにやると判断したわけです。ワシントンの韓国の専門家は『いま、米韓関係は黄金時代だ』といっている」
・・・ひるがえって、日本はどうですか「『攘夷』
(じょうい)『攘夷』といっていた長州も薩摩も、実際に外国と喧嘩してみたら、相手は科学的大砲をもっていることがわかり、その瞬間に富国強兵に転換した。日本を強くするには何をしたらいいのか、真剣に考えるべきです。

'10.11.6.朝日新聞米国経済協議会副会長・*1チャールズ・レイク氏

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