散歩道<3966>

                            横浜APECを前に・「開国」を問う《1》 
                               自由貿易工程描け(1)                    (1)〜(2)続く     

       アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳鍵が13、14日、横浜で開かれる。国を開き、アジア太平洋の国や地域とどう成長を分かち合って行くのか。
        日本の「経済外交」の針路について、角界の人たちに聞いた。


・・・相原さんは、商社マンとして40年以上にわたり、国際ビジネスの最前線にいました。改めて、なぜ貿易や投資の自由化が必要なのですか。「日本の経済成長の生い立ちを考えてみてほしい。戦後、日本だけで経済を興こそうとしても、まず支援がなかった。1960〜1970年代、日本はいろいろな分野で市場開放する一方、欧米から製造技術を取り入れ、日本製品を売ってきた。自由化なくして日本の成長はなかった。ビジネスの基本はギブ・アンド・テークだ。自国は閉ざして、相手に「ちょうだい、ちょうだい」では、経済は成り立たない。高度成長期の日本はアジアのトップランナー。その後に韓国やマレーシアなどが続き、アジア経済は、ガンの群れが飛んでいるような『雁行型』だったが、今はアジア諸国が力をつけ、世界経済の大きな原動力として中国やインドがある。これらの国々に直接的にかかわり、日本の成長を維持するのかが問われている。大きく地域を巻き込んで互いに成長していく道具立てとして、APECの地域統合がある」

'10.11.6.朝日新聞・相原 元八郎氏

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