散歩道<3954>
オピニオン・耕論・茶会旋風(2) (1)〜(2)続く
草の根の「怒り」が「運動に」
第二は、共和党内の予備選で茶会が支援する候補者が勝つことだ。広範な層からの多大なエネルギーを党に持ち込んだ。08年の大統領選でマケイン共和党候補が勝てなかったのは、こういう力がなかったからだ。
いまや1割の米国人が自分を茶会支持者と応えている。この規模があれば、選挙での争点を決めることができる。自動車・金融産業の救済に政府が巨額の税金を投入したとき、もっとも大きな動員力を発揮した。茶会参加者は「挑戦する自由」と同時に「失敗する自由」も指示するからだ。きちんと仕事をせずに破綻したのなら失業すべきだ。銀行員が好景気の時にいくら稼ごうが構わないが、失敗した時だけ援助を求めるのはやめてくれと思う。
ゼネラル・モーターは品質のよくない車を作った。だったら倒産するしかない。中小企業の経営者は失敗しても助けてもらえない。この不公平感が、草の根の怒りを爆発させた。この怒りは民主党だけでなく、共和党にも向けられている。
ブッシュ前政権は好景気のときにも財政均衡を達成せず、赤字も減らさず、支出を増やした。国防省も歳出削減の対象だ。財政的に維持できない戦争はするべきではない。安全保障政策も財政の視点から監視する。
「エリート」と呼ばれる既成の政治家を支持しない。ターゲットリストに名を連ねていたのは共和党穏健派で、彼等を財政保守の信奉者に置き換えることが我々の目標だった。
'10.10.30.朝日新聞・NPO「フリーダムワークス」広報副部長・アダム・ブランドさん