散歩道<3937>
オピニオン・インドは甘くない(2) (1)〜(2)続く
フエアな競争・手ごわさ混在
他にも税制が複雑だったり,住環境も中国と比べればまだまだ立ち遅れていたり、日本企業が「進出しない」という理由、免罪符を見つけようとすれば、いくらでもあります。成果を出すにも時間と金がかかるから、「自分の在任中を大過なくすごせばいい」と考えているような大手企業のサラリーマン社長は、インド進出に尻込みすることが多い。でも、インド市場の将来性を考えると、「それでいい」ということは絶対にありません。
私が感じるインドの魅力は「競争がフエア」ということです。日本でよくある働く女性への差別もないし中国のように政府とのつながりがビジネスでものを言うこともない。世界最大の民主主義国家で、しかも多民族、多宗教の国ですから、一つ例外を認めるとそれがどんどん広がってしまう怖さをよく知っている。だから「外国人や外国企業も含め、みんな平等に扱う」というカルチャーが徹底しているのです。
それに、金を重視する中国人に比べ、インド人は「人生、お金より大事なものがある」という価値観で、日本人に近い。英語が下手でも通じます。だから面倒臭さをものともせずにコツコツやっていけば、意外といけちゃうのがインドだと思う。