散歩道<3905>
仕事力・イタくてもいいよね(2) (1)〜(4)続く 自分流にまとめた
必死は、格好いい
テレビ番組が安定した長寿番組を支えているのは実力あるタレントさんですが、僕はその人の並々ならぬ努力をいつも考えています。人間の喜怒哀楽はそう変わらないけれど、その入り口となる時代性は刻々と変わっていく、今テレビの向こうにいる人の気持ちを捉えるかどうかは、それはセンスと努力です。例えば笑福亭鶴瓶さんはゲストを招いてトークをする番組を持っているが、その人を知るために、自分で事前に彼の出演した映画を見たり、本を読んだり、又、育った町を訪ねたりしています、そしてエピソードを探してくるのです。ゲストの調査をする、これによって、番組の質が明らかに高く、面白くなっていきます。 テレビはすごく正直な媒体です。実はごまかしがきかない、人となりや真剣さがそのままに出る。視聴者はそれを無意識に受け取っているのです。仕事もすべてこれと同じです。必死な努力が影を潜めてしまうと、仕事が何も与えられないという人すら出てくる。それだけ世の中がまじめになった、時代が慎重になったのだともいえる。視聴者はいい加減な人を見たくないし、一緒になって番組を作る人もそういう人とは仕事をしたくない。芸人も制作の人も必死で体を張ってやっています。自分の力をここで使いきるぞという勢いでやります。ゆとりを残して力を出し惜しむより使いきった方が、また元気に走れる。人に面白がられる、笑ってもらえる*1ことがそれだけ魅力的な仕事だからです。
'10.9.5〜.9.26.朝日新聞・放送作家・鈴木 おさむ氏
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