散歩道<3903>
基調講演・呼び覚ませ!関西力・(2) (1)〜(2)続く
復権へ渋沢に学べ
そのカウンター形式の割烹(かっぽう)の原点が大阪市西区新町。主人が何かしゃべり、客が返し、それに主人が返すというキャッチボールが料理の半分ほどの価値をしめるという料理文化が生まれた。だが、会話の巧みな料理人が東京でももてはやされて、関西から大量の料理人が関東に流れてしまった。お好み焼きと、たこ焼きが大阪の代表的な食べ物ですね、ということになってしまった。
関西がパワーを失ってしまった大きな理由は、人、モノ、金を東京に取られたためだ。日本電産、京セラなどが本社を維持する京都は違うが、丸紅など大阪にあった大企業の本社はほとんどなくなった。住友信託銀行も統合で東京に移る。危機的状況だ。
大阪にくるたびに、タクシーの運転手が、大阪は元気ないですよ、どうにかしてといってくる。中小、大企業の経営者もみんな事態を深刻に考えるのに、どうすればいいかという議論を詰めない。得意の笑い*2でごまかしてしまう。
震災が起きる可能性を考えても日本には絶対に二つのへそ(中心)が必要だ。企業も雇用も文化もある関西に復権するパワーはある。ただ、関東が何となくまとまっているのに対して、関西はばらばら。京都から見る大阪、大阪から見た京都、神戸から見た大阪。何となくお互いに気に食わない。そういう感情を乗越えて神戸、大阪、京都の力を合体させて力強さを取り戻してもらいたい。プロジェクトを起こしながら、関西をもう1回力強くさせていくことが、日本のためにもなる。
思想: 京阪電鉄CEO・ 佐藤茂雄氏 先見と不屈 京都と大阪結ぶ
作家・ 玉岡かおる氏 文化築いた誇り 忘れないで
現状: 渋沢史料館館長・井上 潤氏 地方こそ国救う 源泉と強調
提案: エコノミスト・ 伊藤 洋一氏 経営戦略 東京より海外みて
'10.9.17、朝日新聞・基調講演・エコノミスト・伊藤 洋一氏「道徳あってこその成長」
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1432、2304.<検>関西の活性化、京都の活性化、
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