散歩道<3902>
基調講演・呼び覚ませ!関西力・(1) (1)〜(2)続く
復権へ渋沢に学べ
京阪電鉄開業100周年記念フォーラム「呼び覚ませ!関西力・・・・渋沢と食いだおれのDNA」が11日開かれた。京阪電鉄の創立委員長だった渋沢栄一*1(1840-1931)の精神と、新しい文化を発信してきた関西の気風は重なる部分が多く。この共通点を手掛かりに関西の活性化について(演者・下段の4人で)議論された。
これからは鉄道の時代だと思う。中国では、鉄道が足りないせいで内陸から南部への石炭輸送路も、空港と北京市内を結ぶ道路も大渋滞が起きている。米国やベトナムも新幹線を計画中だ。100年前に渋沢栄一がさまざまな事業を興す中で鉄道に注目した。その時代が改めてきている。日本は多くの鉄道路線があり、時間も正確なことで有名だ。
渋沢は、企業にはもうけだけではなく道徳がなければいけないという「道徳経済合一説」を論じている。その考え方は、現代のCSR(企業の社会的責任)そのものだ。非常に先進的だった。CSRを深く考える努力をして事業を拡大していくのが重要だ。
「上方」といわれるように、かって関西は日本の中心だった。文化でも、政治でも、食でもそうだった。
日本で初めてカウンター形式の割烹(かっぽう)料理店を作ったのも関西。注文して運ばれてくるというのが世界の主流だ。誰が作っているかわからない。ところが、日本には料理する人が目の前で調理してくれる店が多くさんある。
'10.9.17、朝日新聞・基調講演・エコノミスト・伊藤 洋一氏
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