散歩道<3872>
                       世相(177)・on reading本を開けば(1)           (1)〜(2)続く        ・・・・・発想を変える 
                           難しいことを易しく・・・*2

 「今日の日本のインテリーが社会へのはたらきかけにおいて無力なのは(中略)知識人*4の思索の根幹を、なすものが、日本の一般市民の思索の根幹となっているものと、ひどくはなれていることからも来ている」
 「知識人の多くは、社会に対して効果的発言を、することができなくなっている。効果的に発言するための表現手段を、持っていないのだ」
 いま読んでもその通りだと思うこの文章は、鶴見俊輔
*1さんが1950年に出た本に発表した「日本の大衆小説」という論考にある。『現代教養全集12・文学の常識』(臼井吉見編集・解説、筑摩書房)にも収められている。手に入ったら、ぜひ読んでもらいたい。
 鶴見さんという人は哲学は原書で読み、一方では漫画を読む。両方の本に上下の区別をつけない。しかも読んだものをほとんど覚えている。
 この論考はいう。大衆小説とは「特別の教養のあるなしにかかわらず、また芸術に対して特に関心を持つと持たぬにかかわらず、一般市民が、好んで取り上げて読む小説である」と。そうして大衆小説の通信路(メディア)、送り手、内容、受け取り手についてくわしく考えをすすめ、「日本のひとびととの哲学」に至ろうとする。 

'10.9.26.朝日新聞・画家・*3安野 光雅さん

関連記事:散歩道<1936>経気台・専門家は専門語れ、<2804>財界、学界をしかる、<検>氏名・*1鶴見俊輔1401.1541.1567.1631,<検>氏名・*2井上ひさし.586.2130.3535.3683.<検>氏名・*3安野 光雅.2881、<検>*4教養人、<検>文化、2010年11月3日

散歩道<3872>on reading・本を開けば(2)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今日の日本のインテリへ・・
散歩道<3874>くらし考・豊かさとは何でしょう(2)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 日本の主婦へ・・・・・・・・・・
散歩道<3876>
縦横無尽・森元総理から、小沢一郎さんへのアドバイス
・・・・・・民主党・小沢一郎さんへ・・・

備考: 散歩道<4537>100年インタビユー・ジャーナリスト・立花隆333.3900.さんは専門化され、細分化された難しいことを易しく*2解説する仕事がある。これからのNHKや、ジャーナリズムには、一般市民(大衆)に知らせる(教える)ことを是非やってほしい。そうして一般社会のレベルを上げる必要があると指摘されている。2012年5月24日