散歩道<387>
科学と人類の未来<2>ー(1)科学技術と持続可能な社会 (このページはパネルデスカッシヨンを独自にまとめたものです)
<SW先生>20世紀は大量生産・大量消費、大量廃棄の時代、これらは石油、電力という2つのエネルギで支えられた。それは二酸化炭素の排出の時代でもあった。汚染、南北問題の深刻化や資源の枯渇化を引き起こした。ものの面での不足はなくなりつつある。後四半世紀は燃費効率、費用対効果の環境問題が起こった。これからは2つの制約(地球問題がますます深刻化する、環境制約が技術革新を駆動するだろう)が技術革新のバネ(不老長寿の願望と環境制約)であるという。成長発展から持続可能な価値規範の変遷。予防原則を積極的に取り上げる(不必要なコストを支払うことになるが)、(遺伝子組み替え、温暖化など予防原則に基ずいてやらないと)取り返しがつかない時代になるのではないか。
<A先生>20世紀は物理の時代、後半はITの情報の時代(情報と科学、情報と生命)。生命情報は切り離せない。人間社会と情報、生物と情報。インターネットとコンピュータ文明(インターネットと言語)。便利で快適だが、情報洪水である。人間の容量越える(これが問題だ)。この機械に。情報操作、思考判断をゆだねていいのか?。脳と結合した時(意識をもつ機械、学習機械の問題点。情報技術と生命)、マン・マシン・インターフェイス(人・機械・境界面)、思考判断・記憶等はどうなるのか?。生命操作(こんなことしてもいいのか?)。コンピューターは脳と技術を越えていいのか?。脳の解明、心の感情の問題が残る。
座長:京都大学経済研究所所長・教授・佐和隆光氏、パネリスト:理化学研究所脳科学総合研究センター長・甘利俊一氏、地球シュミレーターセンター長・佐藤哲也氏、京都大学大学院生命科学研究科教授・中西重忠氏、京都大学大学院地球環境学堂教授・松岡譲氏、京都大学生存圏研究所教授・松本紘氏、産業技術総合研究所理事長、東京大学元総長・吉川弘之氏*1
備考:1988年6月トロントサミットにおいて今のまま二酸化炭素をの排出を増やしつづければ21世紀末には地表の温度は3度上昇し、海面60センチ上昇するというショッキングなシュミレーシヨンが発表された。1992年気候変動枠組み条約が採択され、京都議定書において2酸化炭素1990年比5%削減することが義務ずけられた。'05年ロシアが批准することになった
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