散歩道<385>

              面白い文章(5)1、胃で哲学をしている2、教養としての音楽3、有名な人

1、胃で哲学をしている
  大事なことは頭で生きずに、感覚で生きること、胃で感じる、心臓で感じる、肌で感じる、こういう感じがすることがあります。頭で哲学するのではなく、胃で哲学をしている。体で哲学をしていることではないか。(以上五木寛之様・元気より)

2、教養としての音楽:(このテーマで課題が与えられた)
  「職業としての音楽」というものと対照的な立場から、音楽を捉えることではないか。言葉をかえると、作曲や演奏する音楽家から教養家、あるいは私たちのような音楽文筆業者その他、広い意味で音楽を生計のもとにしているものでなく、ほかに生きる生活の本拠を持つ人にとって「音楽とは何か」という問題の一部なのでしょう。修養はモラルに関する概念であり人格形成に直接つながるものであるのに対し、教養ある人とは、生きてゆくための最小限度必要なものだけをもっていきている人間よりも、「より人間らしい人間」だという意味合いを持つ。・・・・・・・・・・、・・・・・・・・・、・・・・・・・・・・・、教養人がどうかすると周囲の反感を買ったり、社会に対して孤立感を持ったりするは、「教養」という概念が、人間平等の思想と対立する危険があり、そこからいやな臭いが発散されてくるからではないでしょうか。
吉田秀和様・千年の文化百年の文明より)


有名な人:(西洋と日本では全く違う意味)
  有名だというだけで「その人の仕事が、人柄がまじめ、とるにたりないと」いうことになりかねない。・・・・、・・・、・・・・、こういう社会だからこそ私たちはとかく、内容を吟味もせず、有名か有名でないかという物差し1本で人間を、ものごとを、測り、それを目安に判断したがるのかも知れない、この場合、より多数の人の間に名が知れているというのは、それだけタコツボ集団的次元をのりこえ、より客観的な価値の証明になると、うっかり、思いちがいして・・・・。
(以上吉田秀和様・千年の文化百年の文明より)


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