散歩道<3841>
社説・菅代表再選 (2) (1)〜(4)続く
政権交代の初心にかえれ
民主主義深化に向け
歴史的な政権交代から、明日でちょうど1年。鳩山政権の挫折、参院選での手痛い敗北を経て、民主党政権は実質ここからが再スタートとなる。
「政権交代させたのは間違いではなかった」と国民が実感できるよう、菅首相をはじめ全国会議員が、1年の反省を踏まえ、政権交代の初心にかえり、もう一度やり直すくらいの気構えで政権運営に臨まなければならない。
今回の代表選に向けられた海外の視線には、極めて厳しいものがあった。ここ数年の異様なまでの短命政権の連続には、日本の政党政治の機能不全、民主主義の未成熟を指摘されてもやむおう得ない面がある。
20年来の政治改革の営みがやっと実を結び、政権交代は実現したものの、民主党政権のやっていることは自民党政権とたいして違わないではないか。
そんな政治への幻滅や冷笑が国民の間に広がり、取り返しがつかないところまで深刻化しかねない。代表選前の日本を覆う空気だったといっていい。
菅氏の再選を、国民の政治離れに歯止めをかけ、民主主義のさらなる深化に向けた一歩としなければならない。菅氏の責任は重大である
'10.9.15.朝日新聞
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