散歩道<3824>

                            社説・民主・論戦始まる(1)              (1)〜(2)続く
                             小沢氏では財政が心配だ        

 マニフェストの実施について記者会見で違いを際立たせた菅首相と小沢前幹事長。2人の路線は、その背景にある財源の確保や財政健全化についても、真っ向から対立することがはっきりしてきた。
 民主党代表選の一騎打ちは財政運営をめぐる路線闘争であり、どちらの路線になるかで国民生活を左右する大きな課題だといえよう。
 小沢氏は、官僚主導のシステムを改革すれば巨額の財源を確保できるといい、無駄減らしの徹底が増税論議より優先すると主張する。菅氏は、消費税を含む税制改革に社会保障改革とセットで取り組むと説いている。
 どちらの言い分にも、それなりに理はある。だが、理念だけで財政は運営できない。財源がどれほど必要で、どう工面するか。持続可能か。そうした裏ずけがなければ、政策がいかに魅力的でも、成り立たない。
 こども手当てや高速道路の無料化など民主党のマニフェスト 政策を満額実施するには、巨額の財源が必要となる。菅、小沢両氏の主張はどちらが説得力があるだろうか。

'10.9.2.朝日新聞

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