散歩道<3800> 514から移動
近隣外交Eモチズキ所長・国民同士の深い和解を@ (1)〜(8)このテーマ近接外交続けます
対韓「楽観」・危うい対中
近頃の日中、日韓関係を見るにつけ・・
和解には浅いものと深いものがある。浅いものは政府同士の平和条約で宣言で達成できる。金大中韓国大統領と小渕恵三総理の『21世紀に向けた新たな日韓パ−トナーシップ』がそうだ。深い和解とは「真に許し、理解するという国民心理に根ざしたものだ。これには途方もなく長い時を要する。必要なのは国民レベルの接触の深まり、共通の歴史認識をめざす試み、誤解や疑いを取り除くための真剣な討論などだ。特効薬は無い」。「もし深い和解に進めないまま敵意が居座れば、国家レベルで浅い和解にこぎつけたとしても打ち消されてしまうだろう。最小限必要なのは、和解の完全な崩壊を防ぐこと。その上で深い和解に進むことだ」
その点で日韓関係は
「内政上の力学によって緊張の引き金が引かれた。しかし、私は楽観的だ。経済、文化国民の交流によって、双方の社会に深い和解の条件となる親善という名の蓄えが備わりつつある。たとえ政府同士の関係に問題がおきても、逆にこの蓄えが困難の克服に役立つだろう。心配なのは日中関係だ。一次的に小康状態にあるとはいえ、中国社会の特に若い世代に深く根ずいた反日感情はいつでも爆発しうる。
その日中関係は大きな変化のさなかにあります。
「両国関係は、友好外交という古いパラダイム(理論的枠組)から新しい関係への転換期にある。かって対中関係には四つの特徴があった。第一、過去に対する罪の意識から中国が歴史問題を提起するたびにそれに配慮し、謝罪などの低姿勢で折り合いをつけてきた。第二は経済援助を通じて友好関係を深めた。第三は中国を始めとするアジアの懸念が日本の安保政策の制約的要因となった。第四には『一つの中国』政策を守る優等生として、台湾との関係を抑えてきたことだ」。
'05.5.25.朝日新聞、ジョジワシントン大ケンキュウセンターマイク・モチズキ所長
備考:<515>近隣外交F、<516>近隣外交G、<3663>近隣外交@、<3664>近隣外交A、<3698>近隣外交B、<3713>近隣外交C、<3758>近隣外交D、<3800>近隣外交E、