散歩道<3789>
世相(175)・原爆投下について(1) (1)〜(2)続く
戦後65年経った今、考える
前項<3786>を受けて、アメリカには2010年の今日でも、広島、長崎の原爆投下に対して、謝罪する必要はないとする世論が半数あるという。
その背景には、これ以上の戦争の継続は多くの死傷者を出す、それを最小限にする為に、アメリカが原子爆弾を日本に落とした。一瞬にして両市(広島でも長崎でも)で28万人以上の一般市民が亡くなった、(その原子爆弾の威力は普通爆弾とは比べようがないほどの破壊力があること、死者のほとんどは一般市民であったことだ)。
日米開戦を仕掛けたのは色々な事情があったにせよ、日本であったのは事実であるが、ゆえに原爆投下は許されるとした考えが、支持されているようである、だから謝罪などしないという考えは間違っていると思う。
この話で思い出すのは、9・11同時多発テロ事件に関連してアフガニスタンを攻撃したのは被害国として攻撃したことは理解され、世界の多くの国の支持も得られ、協力した行動もなされた。しかし、イラク攻撃は、間違った情報を信じたアメリカが他の国の反対にも拘らず、仕掛けた戦争であることは間違いない。(その後の調査で、戦争の決め手としたイラクには核兵器は存在するとアメリカは判断したが、事実は間違いであることが判明した)。そこで戦争が始まったため、イラク市民の親兄弟を亡くした犠牲者は数何万人となった。又、アメリカ軍人死者も4000人以上になる。それらの家族にアメリカは謝罪もせず(言葉で言うにも余りにも被害が大きすぎる)、何もされず済まされていいのか。
関連記事:散歩道<83>戦争を知らない世代に戦争をどう伝える・大切にされるべき人、<638>-2、なんの良心の呵責も感じない・原爆投下、<3501>米ロ核軍縮「プラハ構想」を動かす、<3786>ザ・コラム・ルース氏と潘氏(3)・被爆地で語らなかったこと、
備考:<3746>仕事人・ここに、日本と西洋の考えの違いがよく出ている。
備考:'10.8.19.朝日新聞によれば、オバマ大統領が約束したとおり、米戦闘部隊、イラクから撤退完了した。実に嬉しい報道である。