散歩道<3776>
耕論・参りなん、いざ あなたがいたから、ぼくがいた(1) (1)〜(2)続く ・・・・発想を変える
19歳から足掛け23年、ロシアから南極圏まで、世界50カ国1400人以上の芸術家や歴史上の人物の墓に参り、インターネットで紹介してきました。
僕にとって、墓参りは「巡礼」です。「世界は美であふれている」「人生は生きるの値する」と、作品や生きる姿を通じて気づかさせてくれた恩人たちに「ありがとう。あなたがいたから今の僕がいる」と伝えるのが目的です。
きっかけは、10代最後の記念にドストエフスキーの墓を訪れたことです。墓石に手を置き「スパシーパ(ありがとう)」と声に出した時、体中に電流が走りました。「彼がかって同じ世界に生き、今はこの下にいる」ということを実感し、涙があふれました。
その時から僕の巡礼は始まりました。観光ではありませんから、何度も同じ墓に訪れます。墓前で手を合わせ、心の中で対話していると、本当にその人と絆(きずな)が出来たように感じます。墓参りした画家の絵を美術館で見ると、周囲の人たちに「僕、この人と膝(ひざ)を交えてきました」と、つい語りたくなるほどです。
ペンネームのカジポンは本名の梶本からですが、マルコは「母を訪ねて3千里」の主人公。「母を訪ねて3千里」というシャレで付けました。
「墓マイラー」という言葉を発信して十数年。2010年版の「現代用語の基礎知識」に、とうとう「墓マイラー」が載りました。
生きづらい時代が続く中、自分にとってのヒーローをより身近に感じ、「あの人が頑張ったんだから自分も」と励みにしている人が増えているのでは、と思います。
'10.8.11.朝日新聞・墓マイラー・文芸研究家・カジポン・マルコ・残月
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備考:散歩道<242>デルフオイの格言・人生訓が書かれている、
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