散歩道<3768>
オピニオン・日本再生(1) (1)〜(2)続く ・・・・・発想を変える
女性の活用が成長の鍵
菅直人首相は、男女平等の社会をめざす第3次男女共同参画基本計画に関する答申を受け、「男性自身が行動できるかが重要と」述べたという。リップサービスではなく、最重要課題として成果を上げてほしい。
こう言うのは、女性の権利をただ主張したいからではない。経済・財政・社会保障をセットで立て直して、元気な社会をつくる、というのが菅内閣の政策の柱であるという。経済と言えば、派遣社員・パート・アルバイトなど、急増する非正規雇用の問題がある。
いまや働く人の3人に1人が非正規雇用だが、男女別に見ると女性は半数以上、男性は2割程度と、性別による差が大きい。非正規雇用問題は男性以上に女性にとっての問題だという認識が必要だ。
女性のパートは奥さんの家計補助だから問題はない、と考える人も多いだろう。しかし近年では、結婚以前の最初の就職の段階から、男性は正規、女性は非正規という差が広がっている。就活をいくら頑張っても正規採用されない女子学生、そういう娘さんをいたたまれない思いで見守って入る親御さんは、新たに広がっている女性差別の被害者である。
'10.7.28.朝日新聞・京都大学・教授・落合 恵美子さん
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