散歩道<3760>
仕事力・素であることこそ強い(2) (1)〜(4)続く
マンネリ感覚を脱ぐ
商品の価値判断が時代とずれていないか 小さい冒険で思い込みを壊す
家具を売る時に、ブランドものでも、職人が丹精込めて作ったものでも、部屋に入る入らないで商品を売ろうとする、サイズの大きさで商品を売ろうとするのです。長く使えるからと、商品をすすめるのも同じです。
いいもの作っているのだから、これで満足するはずだと、自分たちの価値判断から一歩も出られない。お客さまのライフスタイルを細やかに想像しようとしない。私はそれをマンネリから生じるおごりと考えています。
お客様が喜ばれる製品とは、高品質とか、新しい機能であるという感覚がまだまだ日本のあらゆる業界に根付いていると思います。会社に入れば会社の仕事を習得することに必死になるでしょう。考えるべきは「会社が言うことだけをやっていればいいかという」視点です。基礎となる仕事の力をつけていきながら、お客さまが毎日を豊かに暮らすとはどういうことかということを想像するセンスを自ら磨いて欲しいと思います。自分のできる範囲で今までと違うやり方をためしてみる。そうやって手探りしながら自分の感覚に近いリアリティーのある方法や解決策をみつけていきます。小さな冒険を自分に課してこちらの方が自然ではないか、お客様の感覚に近いのではないかと考え、今までに身についてしまった思い込みをつねに壊していくことです。
'10.7.4〜7.25.朝日新聞・パルス代表取締役社長・高島 郁夫氏
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