散歩道<3750>
                            オピニオン・2010のフットボール(1)                (1)〜(3)続く
                            
愛国心グローバルな目覚め                          

 私は判官贔屓(はんがんひいき)で、サッカーは日本を、野球は韓国を応援しています。
 
W杯を見ていて、サッカーはグローバルなスポーツだとなぁ、と改めて実感しました。グローバルとは本来、世界をフラットする力でしょう。でも現実には、大国によるヒエラルキーが歴然として存在します。
 今大会で米国はガーナーに敗れ、中国は出場すらできなかった。米中両超大国なしに世界は存在しうる、ということを見せてくれました。どこにあるかさえあまり知られていない国が、大国と互角に争える。人口620万人ほどのパラグアイの8強や、もっと少ないウルグアイの4強入りも、まさにフラットにグローバル化したサッカーのすばらしさだと思います


 「我々意識」生む
 各国代表チームにもグローバル化を実感しました。
 私たちが白人の国だと思っているところで、かって二流市民とさげすまれた移民、有色人種が大活躍する。イングランド代表は、白人のアングロサクソンばかりではありません。ドイツ代表もゲルマンだけではない。日本で生まれ、韓国籍でありながら北朝鮮代表として出場した鄭大世
(チョンテセ)選手のようなことが、サッカーの世界では普通にある。
 
代表チームからナショナルな性格をはぎ取り、民族を問わない越境性を身につけたところにサッカーのだいご味を見ました。
 では、国境さえ無にするようなサッカーは、愛国心をなくしていくのでしょうか。逆説的ですが、私は、グローバルであればこそ目覚める愛国心があると考えます。
'10.7.14.朝日新聞 東京大教授・*1姜 尚中氏

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備考: この散歩道を初めて(1997.10.1)スタートさせたのが、散歩道<50>(実質・1)「IT革命・私の理解と自己責任」〜<86>(実質・37)「B29の来襲・都会の子供の疎開」である。ゆえに,散歩道<3750>(実質・3700)は、その100倍に当り、色々と文章を書いたと思っている。こんな内容からスタートした背景には(本当に生意気に、このようなことを考えていたことを反省します)、「インターネット社会」が大きく育って欲しかった。その為に必要なのは、自分の発言には責任を持つことである。又、「戦争は決してやってはいけない」。このことをどうしても伝えなくてはいけないと思っていたのです。今後は、講演会や、美術展の感想等は今迄通り、それ以外の項目は必要に応じ(自分流に)、書き加えたいと思っています。次ページに散歩道のコピー写真2010年7月21日