散歩道<3625>
                       opinion新世界・国々の興亡<9>                                    自分流に抜粋しました。
                         最も世界とつながった国が最強に(1)
                 (1)〜(5)続く

・・・あなたの論文「America' Edge(米国の強み)で、21世紀もまた米国に時代となる可能性が強いと主張しています。その理由は。
   
21世紀でも米国は唯一の中心ではないにせよ中核的な存在であり続けるでしょう21世紀が「アジアの時代」と言う時、それは19世紀的な地政学的な見方を前提にしています。伝統的な地政学的な見方ではアジアは興隆し、欧州は衰退し、米国はその中間に位置するということでしょう。確かに国家や軍事力は非常に重要ですし、紛争も絶えません。しかし、これからの時代を特徴づけていくのは、国家が別々ながらも互いに依存しあう単なる相互依存(interdependence)だけではなく、相互につながっていること(interconnectedness)なのです。ネットワーク化された世界では、結果達成を可能にしてくれる官民や市民社会のアクター(行為者)とどれだけつながっているかがパワーを左右します。この点で、米国はなおこうしたアクターと最もつながっている唯一の国だろうと思います

・・・中国もある意味で非常に「つながっている」社会です。海外には大勢の在外華人がおり、携帯電話の利用者も世界最多です。政治システムこそ開かれていないものの非常に「つながっている」社会です。
  
私が「つながっている」と言うのは、グローバルにつながっている、という意味です。国内だけでなく地球規模で、人的に多様につながっているということです。そうした多様性には、新たな考えや活力を吸収し、アイデアや人びとを魅力的にし、また人々を引き付けるという、とてつもない力があります。そんな結びつきは開かれた社会でこそ起きます。良い面ばかりではなく、資金洗浄や麻薬売買のネットワークがテロのネットワークといつ重なり合うか予測できないという面もありますが、社会が開かれていることが重要なのです
'10.5.25.朝日新聞・米国務省政策企画局長・アンマリー・スローター
                  聞く人・朝日新聞主事・船橋洋一氏

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