散歩道<3623>
ザ・コラム・霞ヶ関改革
「代理人」ガラス張りで監視 (3) (1)〜(3)続く
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公務員制度については、「プリンシパル・エージェント問題」における依頼人と代理人の関係が「国民ー政治家」と「政治家ー官僚」の二重になっているため、問題が複雑になり、解決を難しくしている。こうした問題を解くかぎは、繰り返すが政府の情報公開だろう。
「政治主導」と同時に、「情報公開」を徹底的に進める。行政の意思決定の経緯、特に、政治家から官庁への問い合わせや働きかけはすべて記録し、公開する。重要な点は、情報公開を政治主導の上位におくことだ。情報公開ルールを政治家(大臣、政務三役)が自分たちの都合で自由にゆがめることができないようにすることが肝要である。
公開された情報が眠っていては意味がない。公開された情報が、国民全体の立場から批判的にチェックされて初めて、政治家による利益誘導が防止されるのである。多数のメディアや市民団体、学者などが様々な角度から公開情報を分析することが必要だ。
情報公開が遅れたままで政治主導が強まれば、今までの官僚のお手盛りが、政治家のお手盛りに変わるだけ、という結果になりかねない。情報公開と政治主導を車の両輪として進めることが必要である。
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