散歩道<361>

                         面白い話(42)ちんぷんかんアール・ヌーボ

かたえくぼ:腹案:民営化後は郵便切手に広告を入れます.・・・・・・・・・・・・郵政公社(裁判漢)

                          言葉が通じない悲劇・「ちんぷんかん」

 江戸時代の長崎は、鎖国苓下の日本で、唯一の海外貿易の拠点だった。交易国も、中国とポルトガルの2国だけ、長崎の人たちは、異様な風体の唐人や南蛮人をいやでも目にした。好奇心の旺盛な人が彼らに近ずいても、いかんせん言葉が通じない。何を言われても、言葉のはしばしに「チンとかプンとかいっているようだ」くらいしか、話は通じない。もどかしいことおびただしいと、腹立ちまぎれに何を言っているのだかわからないという意味の「チンプンカン」なる言葉が生まれたという。この言葉、一説には、儒者の漢語口調をひやかしたともいうが、ほんとうのことは今もって「ちんぷんかん」である。
樋口清之様
04.8.29.朝日新聞・天声人語によると、意味のわからない言葉やそれを言う人のことを「ちんぷんかんぷん」という。珍紛漢紛などとも書き、英語では[It's Greek to me}とも書くらしい、デルフォイの巫女達が媒介した神のお告げも、謎めいていて分りにくかったのではないか、と書かれている。
 

                           新芸術の落とし子・アール・ヌーボ

 19世紀から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパで流行したのが、アール・ヌーボ
(新芸術)と呼ばれる美術様式。フランスの若い画家、建築家たちが競って参加した。この様式、またたくうちに明治末の日本にも上陸し、若い芸術家たちを刺激した。この新芸術、曲線的な紋様や同じ太さの単調な線を使っているので、門外漢が見ると、何がなんだかさっぱり、とらえどころがない。そんなところから、「新しい」という意味とは全く無関係に、「ヌーボーとした男」などと使われるようになった。一説には、ぬうっとして、ぼうっとしている状態をこの外来語に託したともいうが、新しい芸術とは、とかく理解しにくいようだ。樋口清之様
                              

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