散歩道<3518>
opinion・新世界・国々の興亡<4>
G20、国連と相互補完し問題解決を(3) (1)〜(4)続く 自分流に抜粋したものです
・・・・米ウォールストリート発の世界金融危機以後、中国に代表される国家資本主義がより多くの国々に魅力的に映っているのではないでしょうか。
そうした見方には慎重であるべきで、安易すぎるように思います。中国当局といえども、国家システムについて一定の限界を感じているのではないでしょうか。世界のどこも、民間セクターにおける国家の役割についての議論に対してよりオープンになったということだと思います。中国モデルについて語る際には、中国のシステムのどの側面について語っているのかを定義する必要があります。中国の経済成長は人々を勇気づける一方で、中国社会には、情報へのアクセス、社会の解放性、移動の自由などでそれほど魅力的でないかもしれないという側面もあるからです。ビジネスで中国に行く人たちはいるでしょう。でも大勢の人びとが中国に移民したいと思うでしようか。今の中国指導部は狂信的愛国主義についてこれまでのところ敏感です。彼らは、自分たちが特別な存在であるようにふるまえば世界の人びとが反感を抱くことに気づいています。若い中国人のなかには民族主義的な誇りを強く持っている人たちもいて、次の世代がどうなるかは見極める必要があるでしょう。ただ概して言えば、私が中国に行った際に感じるのは、経済的な成功は自信につながっており、その自信はシステムのあり方の議論に非常にオープンになる姿勢を生んでいます。やるべき事は何でも分かっているというような傲慢(ごうまん)さにはつながっていません。
・・・・20年後の米国の世界における地位はどうなっているでしょうか。
第一に米国は、安全保障、経済、政治面など国家の持つあらゆる範囲の力で、世界的な影響力を持つ唯一の大国です。第二に国内的には他の先進国よりもより望ましい人口構成を有し、革新的かつダイナミックな組織や文化を持ち、世界中から才能ある人材や資本やアイデアを集めています。三つのポイントは、財政と借金の問題にどう対処していくかが今後の大きな試練になるということです。