散歩道<3517>
opinion・新世界・国々の興亡<4>
G20、国連と相互補完し問題解決を(2) (1)〜(4)続く 自分流に抜粋したものです
・・・でも、戦前について言えば米国自身が、国際連盟を欧州主体ということもあって快く思わず、国際機関に十分な関与しませんでした。なぜ中国やインドに米国主体のブレトンウッズ体制への積極的な参画を期待できるのでしょう。
歴史の読み方は注意深く行わねばなりません。ウイルソン米大統領が提案した国際連盟に対してロッジ上院議員らがためらったのは、彼らは当時、集団安全保障モデルよりも、フランスや英国との同盟モデルを重視し、フランスなどもそれを望んでいたからです。新興国は今のシステムの中により幅広い自己利益を見い出せる場合に、システムを受け入れると思います。
・・・・あなたの多国間主義は、ナポレオン失脚から第1次大戦までの「ヨーロッパ協調」のようなイメージなのでしょうか。
ヨーロッパ協調は、ウエストファリア条約(1648年)の概念を受け入れた形態に近く、各国の内政には関与しないというやり方です。21世紀には内政関与は避けられません。またヨーロッパ協調は、安全保障上の勢力均衡ですが、現在のように経済や環境問題について議論する際には、(双方が恩恵を得られる)ウィンウィンの可能性がより広がります。経済について言えば、パイを拡大し、皆が利益を得ることができるのです。そして私のビジョンは、IMF、世銀、国連、IMFといった機関を使い、より大きな協調につなげていくというものなのです。
'10.4.20.朝日新聞、世界銀行総裁・ロバート・ゼーリック氏
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