散歩道<3516>

                       opinion・新世界・国々の興亡<4>      
                       G20、国連と相互補完し問題解決を(1)            (1)〜(4)続く         自分流に抜粋したものです

・・・・G20が、21世紀の世界を統治していく未来の姿なのでしょうか。G20実効性のあるモデルなのでしょうか。
  G20は世界統治の未来の姿になる可能性があると言っていと思います。ただ、国の数が多く、有効に機能するかどうかについては課題も抱えています。G20にはより多くの先進国や、新興国、アジア太平洋経済協力会議(APEC)など地域の代表も含まれる一方で、その他の国々は除外されています。だからこそ、G20は国際通貨基金(IMF)、世界銀行、世界貿易機関(WTO)、国際連合(UN)の諸機関と協力すべきです。G20は国連に置き換わる組織だという人がいますが、それは間違いです。G20は国連と相互補完的になると思います。

・・・・G20の役割や使命はどうなるのでしょうか。例えば世界的な不均衡への対処でG20はうまく機能していますか。
  それは、大変重要な考察です。参加国の拡大はプレーヤーが増えるという利点の一方で、より有効に機能することを難しくする面があります。それだけに、G20の有効性を高めるには、その下で非公式なグループ間の交渉が必要です。例えば欧州連合(EU)加盟国は一つの非公式グループになるでしょうし、APEC、G7、BRICsも、それぞれがそうなりうると思います。世界的な不均衡の問題への対処ということなら、まずは米国、中国、欧州による非公式グループが必要でしょう。重要なのは、こうした協議は非公式におこなわなければならないということです。気候変動の非公式グループなら、日本は重要な役割を担うでしょう。経済問題でも日本の関与は必要です。歴史的な視点で言うと、国際連盟は一国一票という仕組みでしが、結局は有効な組織ではありませんでした。


'10.4.20.朝日新聞、世界銀行総裁・ロバート・ゼーリック氏                 聞く人・朝日新聞主幹・船橋洋一氏

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