散歩道<3473>

                       耕論・こうする! 日本再生・開国する(2)              (1)〜(3)続く
                           世界見て大阪を「香港」に 

 法人税を大幅に減税し、就労ビザの取得を容易にすることで、外資企業を大量に誘致する。大阪は長い間、日本の商都だった。プライドも高い。その歴史と自尊心をよみがえらせよう。地域には優良な製造業もたくさんある。外国から大学や研究機関を招き、ベンチャ−企業が次々と生まれるようにする。関西には空港が三つもある。それを活用しない手はない。
 世界中から企業人や研究者が安心して移り住めるように、教育や医療、福祉も規制を取り払い、海外でも通用するレベルの施設を用意する。言葉も大事だ。英語の第2公用語化を、いきない日本全体で取り組むのではなく、ここから始めてはどうか。
 大阪が受けないなら北部九州、あるいは北海道も候補だろう。世界と直接つながるスーパー特区が生まれれば、東京から本社を移転させる企業も出てくるに違いない。選考には早く手を挙げた地域に優先して決めるなど。競争メカニズムを入れるのもいい。
 中国は大規模な改革開放をイギリス領だった香港から学んだ。あの巨大な国全体を一気に変えることはできない。「一国二制度」を掲げ、香港や香港に学んだ地域各地が競って追いかけるようにして、今の経済発展を実現した。これを日本に応用したい。国内の「香港」がまずこの停滞から離陸する。それを見てたの地域が習えば、国全体が外に向かって大きく開き、再び活性化していく。そんなシナリオだ。

'10.4.1.朝日新聞・A.T.カーニープリンシバル・吉川 尚宏さん

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