散歩道<3459>
Opinion 政党論・ 個人をどう引きつける(2) (1)〜(2)続く
政治に興味を持てる議論から
最近も地元の東京・中野区議に来てもらって高校生約50人と語り合う集まりを開きました。「政治家も自分たちと同じ普通の悩める人間なんだ」と感じる機会になったようです。政治家が所属政党の立場を超えて学校に集まり生徒と対話するとか、学校も「職業人」としての政治家を知ってもらう機会をもっと設けてもいい。
若者は政治に興味をもたないといわれますが、社会に興味をもっている若者は多い。政治と自分の接点がないだけなんです。昨年2月に「格差時代の夜明け前」と題して自民党や民主党の国会議員、学者ら「大人」代表と学生やフリーターら「若者」代表が対話するイベントを開き、約400人が参加しました。社会をより良くするためにはどうしたらいいか、勉強して考えたいという若者は、私自身を含めてたくさんいるんです。首相官邸の民間ワーキンググループの一員としての鳩山由紀夫首相のブログやツイッターでの発信、官邸に国民を招いて対話する「リアル鳩カフェ」の手伝いをしています。民主党や鳩山政権の応援団ではありません。政治と個人の距離を縮めたいからです。
政党の幹部は、選挙になると地方を遊説して人々と握手をし、陳情合戦にいい顔をすることが国民との距離を縮めることだと考えていらっしゃるかも知れませんが、私は違うと思います。国民にこびるのではなく、時に厳しいことも伝えるような議論をしてほしい。
国民だって興味を持たずに文句ばかり言っても政治は代わらないし、変えられない。興味を持つには、国民みんなが当事者意識を持つことです。政治や政党と個人の距離が縮まることで「私たちは政治の当事者なんだ」という意識を持つようになれば、声を上げて政治家と議論する人々も出てくるでしょうし、あるべき方向へ政治も変わっていくと考えています。
'10.3.27.朝日新聞・「NPOカタリバ」代表・今村 久美さん
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