散歩道<3454>

                        Opinion 政党論個人をどう引きつける(1)                     (1)〜(2)続く
                               ネット予備選で候補者選び

 私が会長を務める自民党栃木県連は、昨年の衆議院選の後、全国に先駆けて党再生プロジェクトを立ち上げました。県議や市議、中小企業団体など従来の支援者からなる「内部」のプロジェクトに加え、党と関係のなかった学生、主婦、会社経営者などによる「外部」のプロジェクトを作りました。
 さまざまな意見が出ましたが、参院選に向けて候補者を公募し、先行プロセスをオープンなものにしてほしいという要望が特に[外部」で強かった。栃木県選挙区には現職の矢野哲郎さんがいましたが、ぜひ候補者の公募をやりたいと話したととおろ、最終的に矢野さんが立候補辞退という決断をさえ、公募実施が決りました。
 候補者の選考は予備選でやることになり、私が「党員投票だけでなく、ひろく県民を対象にしたインテネット投票も採りいれよう」と提案しました。ネットを使う若い世代には、能動的に政治や社会活動に参加したいと思っている人も多い。でも、党員になるとか、集会に行くのはハードルが高い。家庭や職場からでも参加できるようにしたいという狙いでした。反響は大きく、ネットでの投票数は1万を超え、郵送で実施した党員投票の6900を上回りました。
 ネットで投票してくれた1万人のかなりの部分は、参院選で自民党の候補者に入れてくれると思っています。自分も候補者選考一翼を担ったという体験は非常に大きい。次の衆院選では我々現職も公募の対象になるでしょう。ハレ−ションを少なくする努力は必要ですが、国民から見て正しいのはオープンな手続きなので、ハレ−ションの恐れがあるのでやめましたでは政党として再生できません。

'10.3.27.朝日新聞・自民党衆院議員・茂木 敏充さん

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