散歩道<3432>

                社説2010を語る 関西力人をひきつける研究所を(2)              (1)〜(2)続く 

・・・関西にすでに複数のシンクタンクがあります。
 「既存の研究所で取り組んだらいい、という話は聞く。しかし、関西だけをテーマーにした研究者を集めていたら、アジアの視界をもった一流の研究者は集まってこない」
・・・政権交代は研究所の計画にとって追い風ですか。
 「風は大いに感じる。昨年は東アジア共同体構想が突然、登場した。関西も東アジアのダイナミズムを取り込んでいかないと活性化はない。その流れは、中国やアジアとの盛んな貿易や人の交流とともに非常に強くなっている」
・・・設立を目指す推進協議会が08年4月にスタートしてから加わったイメージは。
 「北ヤード再開発地区は、ロボットなど次世代技術の拠点でもある。それを縦糸にして、アジア太平洋という地域の横糸が結びつけば、これまでにない情報機能が花開く。卒業後も研究や就職をしたい海外の留学生の『止まり木』としての戦略もある」
・・・生みの苦しみは。「ある。あるけれども研究所は必ずできる。時代が求めているからだ。問題は、この研究所が中核になるかどうかだ。関西に将来、アジア太平洋関係の国連機関を誘致して連携できたらベストだ。大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC、大阪市)への府庁移転の構想とリンクさせるのもいい。そういう構想力がないと関西は浮上しない」

'10.2.20,日本総研・寺島実郎会長

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