散歩道<3371>

                             美術展・パプルスブルグ家(1)                (1)〜(2)続く

 '10.2.5.京都国立博物館、パプルスブルグ家の美術展である。ウイークデーではあったが女性の客が目立つ。明治天皇がパプルスブルグ家に寄贈された、画帳や蒔絵棚は低いところに展示されているため、人の壁が出来て後から見るのは難しい。
 パプルスブルグ家がヨーロッパを統治していた14世紀から17世紀までの
スペイン、ドイツ、イタリア、オストリア、ハンガリーが国として分離独立する前の世界(時代)の話である。ヨーロッパの絵画や美術工芸品はこの家で作成され、保存されていたものが中心であったのは間違いない。ルネサンス期に広義にいう、13、14世紀から政治、経済、社会、文化の近代化の開始時期)文化が花開いた。

 当時を代表する作品の当家の中心は肖像画である。皇帝の威厳を示す人物像、勲章など数多くつけた絵など、王の存在感の威厳を、多くの人に示す必要はあったのだ。そこには歴史的な王位継承の正当性を示す意味もあったようである。絵画は、聖書を題材にする宗教画を含む絵が多い、恐ろしい絵が描かれた解説等に、女性の優しさと残酷さの対比が描かれている場面に、余計にそう思うのかもしれない。又、当時は矢張り絵具の種類も少なかったのか、黒を中心とする絵が主流をなす。 
関連記事'10.2.8.朝日新聞記事:PM10.25.NHK・TV「知る楽・怖い絵」パプルスブルグ家・帝国の皇妃エリザベートの紹介がされている。
 当時の絵画には、このような宗教的というか、重厚感というか、重い感じの絵がどうしても多いのである。自然が描かれた絵や、建物、動物、植物の絵は実のところ少ない。

関連記事:散歩道<検索>美術展、

備考:
パプルスブルグ家と姻戚関係になった、スペインの王家では、スペイン、南イタリア、南アメリカ・メキシコ等を支配下に治めた、その領土たるや、日が沈む日はないといわせた。2010年3月8日