散歩道<3369>
社説・人材をどう集めるか(2) (1)〜(3)続く
公募広げ現職含め予備選を
議員になってから、党の公募の担当をしました。選考で重視したのは、何のために議員になりたいのかということ。あれもこれも言うけれど、結局何がしたいのか分からない人は支持されない。知識や経験は多少不足しても、自分が何をしたいのか自分の言葉で話せる人の方がいい。
ただ、公募制度には問題もありました。公募で採用されても。当選までのハードルは高すぎる。条件のいい選挙区は実績のある人たちの既得権なので、公募候補は本人の希望とは関係なく強力な競争相手がいて勝ち目のない選挙区の穴埋めに送りこまれる。同じ民主党の地方議員に足を引っ張られることもある。あまりに条件が厳しいと、いくら優秀な人でも、途中でやる気を失ってしまいます。
結局、最後の決め手になるのは、政策や知識よりも、想定されている選挙区での選挙戦に耐えられる根性があるかどうか。候補者がぐらつくのが一番困るので、多少政策的に相容れないものがあっても、選挙に向いた人を選ばざるを得なくなってしまう。
'10.1.30.朝日新聞・精神科医、元民主党衆議院議員・水島 広子さん