散歩道<3364>

                         社説・人材をどう集めるか(3)                      (1)〜(3)続く
                         地域の有為の人発掘が急務

 候補者の決定にあたっては、選挙区ごとに党員による予備選をするべきです。候補者は党員が「出たい」人であるのがのぞましい。現職議員に緊張感をもたせる狙いもあります。世代交代はむろんのこと、自民党の体質を変えるためには世襲も禁止すべきです。むしろ先代とは別の選挙区から出るぐらいの気概がないとダメです。
 自民党が全体として、今まで官僚に依存し過ぎてきたことは反省しなければならない。今後は自力で資料を探し、政策を書き起こさないといけない。しかし逆に言えば、自分の頭で考えた自分の言葉による政策を訴えられる、ともいえます。「志」のある人々にとってはチャンスです。
 私自身、通産省をやめて無所属に立候補した最初の選挙は落選。「浪人中」にはいろいろと苦労をしました。だから、優秀な人々が政治の世界に二の足を踏む気持ちは分かります。落選したら党やシンクタンクに籍を置き、捲土重来
(けんどちょうあい)を期せるような仕組みも必要でしょう。でも、なんでもおんぶにだっこは困る。志と気概を胸に、苦労を物ともせずに飛び込んでもらえる自民党にしなければ、と思います。

'10.1.30.朝日新聞・自民党政調副会長・西村康稔氏